2016 SUPER GT第2戦富士レポート SARD Recing Team

5月4日(水・祝)、ゴールデンウィーク開催恒例のSUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」の決勝が行われた。

一意専心に勝利を目指していったDENSO KOBELCO SARD RC Fは、スタートを担当したヘイキが2位から5位まで連なる集団でチャンスを窺う走り。

29周を終えストレートで1号車をかわして4位にポジションアップし、35周目に暫定2位で最初のピットイン。

交代した平手はクレバーな走りでタイヤをいたわりつつ、前とのギャップを少しずつ詰めていく。

そして、2回目のピットインを行う直前にセーフティーカー(SC)が導入される波乱があり、ここで順位浮上のチャンスが訪れた。

一気に3位に浮上するとともにヘイキは更にチャージして2位1号車を追い立てる。

107周目にトップ12号車のアクシデントで2位浮上するとトップ1号車とのギャップを毎ラップ縮めていく鬼気迫る走り。約2秒詰めるも惜しくもチェッカー。

ヘイキはGT初表彰台、チームは3年振りの表彰台獲得となる2位でフィニッシュを果たした。

(SARD Recingより抜粋)

以下ドライバー二人のコメントです。

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ヘイキ・コバライネン
「SUPER GTでの初表彰台をとても嬉しく思う。自分のキャリアの中でも久しぶりの表彰台だしね。GT2年目のシーズン、ハードワークを続けて色んな事を進化させてきた結果が実ったことがチームにとってこれからの戦いに向けて非常に良い出来事で、何よりも先行きが明るく開けたことが嬉しいし、ファンの喜ぶ顔を見れたのが最高だ。自分たちを信じて進んできたことが報われた結果だと思う。まだまだ日産勢との差を詰めていくのは大変だけど、これからも努力を続けていきたい。次の走行機会である公式テストのSUGOと鈴鹿で良いセットのアイディアを試して、彼らに負けないようにしていくつもり。次戦となるSUGOのウェイトは38kgと重たいが、再び良い結果を得られるように頑張りたい」

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平手 晃平
「練習走行から良い流れで来ていて決勝を見据えたハード系タイヤで上々の5位。決勝も暑くなって有利な方向に向いてきてスタート担当のヘイキが良い出だしでペース良く、最初のピットインの際のトラブル車に引っかかりロスした事以外はうまく事が運びました。2スティント目の自分自身の走りも上位ペースで走れて差を縮められて、SC導入で燃費もギリでしたが何とか間に合い、全体的に運も引き寄せられた結果と思います。昨シーズンから中々結果がでない苦しい時期が続いてましたが、努力が報われてようやく形にできました。これに満足せず、次のSUGOは昨年クラッシュという悪い結果でしたがリベンジを果たせるように連続表彰台を狙って行きますので、引き続きご声援よろしくお願いします」

本文はこちら
http://www.sard.co.jp/race_r/report2016_rd2/06